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2005年8月21日 (日)

SF「プロテウスの啓示」

今週末は本当に何もする気が起きずに読書とDVDで終わりました。

あらすじ
”整態”技術により人間がファッションで、必要に迫られて、あらゆるものに肉体を変形することができる未来、管理局捜査官ベアルーズ・ウルフは違法整態実験の証拠をつかむ。
その事件を追っていくと、やがて、水面下で動く太陽系を巻き込む陰謀へとつきあたる。

チャールズ・シェフィールドは2002/11に死去しました。初めて読んだ彼の作品は「ニムロデ狩り」です。彼の小説の時代設計のテイストは70-80年代っぽさを感じますが、ストーリーもアイデアもスリリングで味があるので好きです。プロテウスの啓示も、初めはただのSF推理モノかと思いましたが話が進むにつれて"整態"の実現した社会の風景など、どんどんSF世界に引き込まれました。この作品を面白くしているのが、違法実験の第一容疑者ロバート・キャップマンです。彼は惑星規模で有名な病院の病院長ですが、ベイの追っ手が迫るや、トラップをしかけ姿を変え(整態があたりまえの世界なので)痕跡を消し、時にはあっという形で彼の前に姿を現しては又消える、まるで、ハンニバル・レクターのような人物です。キャップマンの極秘プロジェクト、「プロテウス」「肺魚」「ヤヌス」「タイムセット」とは何なのか。そして途中からこれまたとんでもない方向に話が進み始めて最後は太陽系が舞台ですかと。こういう大味展開がたまらない人にはかなりクる小説です。
SFはこうでなくては。
ちなみにこの作品は絶版なのでヤフオクでゲトしました。

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