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2005年12月26日 (月)

スラン

あらすじ

スランは見つけ次第、人間の手で殺された。
スランとは人間よりも高い知性と理性を備え、テレパス能力を持った新人類であり、
かつて人類を滅ぼそうとした、人類の敵である。
スランの少年・ジョミーは母を目の前で殺した暴徒から逃れ、父の計画を実行するために貧民街に潜伏する。
人類の最高権力者キア・グレイは人類最大の脅威であるスランを根絶するため、
組織内の果てしない権力闘争と戦いながらスラン逮捕を推進する。
15才に成長したジョミーは、行動に出る。
それは地球のどこかにあるはずのスランのコミュニティを探しだすというものだった。

スランと聞いて何を思い出すか?というと、自分はベルセルクに出てくる5人のゴッドハンドの一人です。そもそもこれを読もうと思ったのが、それが理由だったりします。
 登場グループとしては、人類とスラン、それからスランの特徴である触毛とテレパス能力を失った無触毛スランの3つが出てきます。この無触毛スランは人類だけでなくスランも滅ぼすべき脅威と考えており、ジョミーは父の形見の重力子放射線射出装置ならぬ無敵の原子銃ひとつで人類と無触毛スランから追われながら、キア・グレイと対決するべくスランの同志をさがします。

分類的にはスランは古典SFみたいです。
迫害される超能力者、新人類と人類との戦い、父の遺産の超兵器、ここら辺がどこかで聞いたシチュエーションだなと思ったら、竹宮恵子の「地球へ」とか、70年代の日本SF漫画・アニメに多大な影響を与えてるらしい。どうりで懐かしいわけです。確かに古典だ。
解説によると『スラン』はアスタウンディング誌の1940年9月号に4回シリーズで掲載されました。で、ウけた理由が、「当時、SFという小ざかしい小説にうつつを抜かすSFファンが迫害を受ける天才少年に同調した」からだということらしい。
ホントなのか?と思いましたが、たとえば最近下火になりつつある萌えアニメで「何のとりえもない主人公が何故か分からないけど女の子にもてる」という設定が今だ根強く支持を受けているっぽいという事実を思い当たると、なるほど、了承しました。
 さて、自分の読んだ早川版スランの初版がS52=1977。
 竹宮恵子の「地球へ」の連載が始まったのが1977。
読んだ瞬間、キュピーンと種がはじけたのか、全然関係ないのか、早川の前に初版があったのか。
まあ、何にせよ、昔より、SF漫画は書き手が男と女でなんでこんなに違うのだろうかとずっと考えていたのですが、その謎が少し解けたような気がします。

結論:
超能力→ロボット→ヒーロー→サイボーグ009
宇宙→?→?→私を月まで連れてって!
ごめんなさい、先生やっぱり分かりません

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