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2006年1月25日 (水)

時計じかけのオレンジ

監督:S・キューブリック

あらすじ
近未来のイギリス。アレックスは昼は学生、夜は暴力・レイプ・殺人を繰り返す不良グループのリーダーだった。しかしある日から彼は仲間の求心力を失い、裏切られて殺人罪で警察に捕まり14年の服役を命じられて刑務所に送られる。
彼は囚人達が「二週間で刑務所から出られる」という、試験段階の新治療技術の話を聞き、被験者に志願する。
2週間後、善人になり社会にでたアレックスを待っていたのは、彼により残虐な仕打ちを受けた者たちだった。

テーマが非常にナイスな映画でした。
この映画の主題は「強制的に道徳的人間に作り変えられた人間、それは外から見ると一見健全だがその中は人間性を失った機械のような歪なものである」というものです。
そのつもりで観たのですが、自分の第一印象は、「因果応報だな」でした。

 そこらへんが上手いこと作ってる映画だと思います。それは主題どおりに感じる人、感じない人等、観客の印象に自由が認められるような内容になっているからです。
 アレックスは映画の中でも10人近くの暴力・レイプ・殺害の被害者を出すような、普通だったら死刑だろうというレベルのワルです。
そして、外に出たい一心でルドビコ心理療法を志願したのも彼自身です。
ここら辺を少し設定すれば誰もが主題どおりに感じたのでしょうが、監督はあえてその道を作らなかったんじゃないかと思います。

 それから、今この映画を見て自分が「自業自得」と思ったのは、今の社会が凶悪な犯罪が増えてきていて、被害者が報道やインターネットによって再び傷つけられ、人権団体が加害者を擁護し、出所者による再犯が増えているような、社会自体が表面的にはまだまともだけどその中が歪なモノに変質してきているからだと思います、というと言い過ぎかな。
 もし、5年前に見ていたら自分も今回とは別の印象を持ったかもしれません。

 アレックスが外に出た後、町で会うのはことごとく自分が苦しめた人間ばかりです。
この展開はちょっと強引だなと思いました。
ホームアローンで泥棒に入った2人組が可哀想になるくらい次から次へとご丁寧にカルキンの罠にはまる、そんな感じでした。

最後のオチとセリフはBGMもキマって思わず ( ̄ー ̄)ニヤリ でした。

結論:因果応報(既出)

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