2006年4月 9日 (日)

タイムマシン

あらすじ
恋人を失ったアレックスは過去を変えようと未来に行って新しい恋人を作る。

( ゚д゚)ポカーン

超 展 開

というか、モーロックを根絶って鬼ですか。
原作者(=監督の爺さん)は泣いてるぞw。

とまあ置いといて、タイムマシンは今となっては厳密にはSFには入らなくなり「SFの原点」という位置になっていると聞いたことがあります。
多分、タイムパラドックスが解決されない以上、理論的に不可能な時間旅行は科学とそぐわないと考えられるようになったからでしょう。

 小説自体がとてもヒットして、原作のオチで満足できなかった作家たちが、エロイ族の運命が可哀想だと色々な続編が生まれました。
その中でイギリスの本家から「正当な続編」と認められたのが、S・バクスターの「タイムシップ」です。
彼はサウサンプトン大学の工学博士号を持っていて、えらいスケールが大きい、本格的ハードSFが本領の作家です。
 話が脱線してしまいますが、個人的には日本のSF作家にも、最低限、理学工学の修士を取っている人がどんどん出てくるべきだと思ってます。
やっぱり大学でサイエンスなりエンジニアなりを専攻して知識と考え方を身に付けた人が面白いのを書かなければ、国産SF(というよりSFアニメ)は盛り上がらないでしょう。
 話を元に戻して、この「タイムシップ」は、映画だと野蛮サルとしか思えないモーロックが知的存在になっていて、その中の一人ネポジプフェルがアレックスと一緒に時間の旅をします。
ネポがまたイイヤツで、アレックス以上に冷静で論理的な視点で物事を判断し、むしろアレックスが野蛮人に見えるくらいです。
 そして、二人はまた世界を変えまくりながら超未来から超過去まで、挙句の果ては・・・、まあ言うまい。超未来太陽系の描写や、時間を越えた第一次世界大戦やら、濃い世界と深いストーリーになってます。
読んでて、最後、どう収拾付けるんだろうか、とか心配しましたが。
 また、時間旅行の矛盾点を量子力学的考察から検証している点も面白いです。まあ、この人が今のパラレルワールド説の原点じゃないかと思います。

ということで、どうせならタイムシップを映画化してほしかった・・・

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2006年3月14日 (火)

イーオン・フラックス

あらすじ

2011年に発生したウィルスで人類の99%が死滅。
ワクチンを生成しその危機を救った科学者グッドチャイルド一族が残された都市を統治支配して400年。
反政府組織モニカンは支配者から人々を解放するためイーオン・フラックスに議長の暗殺を命じる。

やたらビジュアルに訴えかけるな、と思ったら元々はMTVのアニメが原作らしいです。
舞台は400年後の都市で、その中はゴミ一つ落ちていなさそうな理想郷ですが、
その外壁の外には人類にとって危険な(多分)野生の植物が埋め尽くしてるという監獄とも受け取れます。
都市で生きる人はグッドチャイルド家の隠している何かを恐れているが、それを口に出さなければ幸せに生きられるといった世界で、その壊滅を目指しているのがモニカン。

まあ、イーオンの衣装とか小物とかギミックはたくさん登場するところはSFだな~と思いましたが、オサレに走りすぎてアニメっぽくなりすぎてるという感じがしました。
で、アニメ版のHPを見ましたが、イーオン、ゴツっ。
あとは、クライマックスをもう少しクライマックスっぽく描いても良かったかな。
何かイロイロ続編作れそうな感じです。
最後に、イーオン、お前が勝手に人類の未来を決めるなよ・・・

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2006年2月 6日 (月)

ミュンヘン

監督:スピルバーグ

予告編を見て、これはアタリだと直感が叫びます。
フォロー・マイ直感
逝ってきます
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あらすじ
1972年、ミュンヘンのオリンピック選手村でイスラエルのアスリート11人がテロリスト
"黒い九月"に殺される。イスラエル政府の決断は、このテロを画策した11人の暗殺だった。リーダーに任命されたアヴナーを筆頭に5人の男が欧州に潜伏し11人を探し出し一人ずつ報復を開始する。

 CMを見た印象では感動ものアクションドキュメンタリー系かと期待して観にいきました。これはかなりの部分で裏切られました。潜伏、追跡、暗殺、情報屋との接触など物語はリズミカルですが淡々と進んでいきます。ついでに目だったクライマックスシーンも特に無く、ドキュメンタリーと物語の中間あたりです。アヴナーら個性的なチームや、情報屋ファミリー、爆殺シーンなど、スピルバーグなら練らないはずが無い演出も軽めです。これは恣意的に抑えたのでしょう。宇宙戦争であれだけイヤラシイ演出をする監督だし。 
 ユダヤ系であるといわれるスピルバーグがどのような映画を作るのかが非常に興味がありました。映画を見れば、監督は二つの民族をなるべく客観的な立場からの描写しようとしているのが分かります。アヴナーらイスラエルの報復暗殺、それに呼応するように起こるパレスチナサイドの銃乱射テロなどの再報復。映画の中で憎悪がずっと繰り返されていきます。よく中東関連ニュースで繰り替えし聞いてきた報復テロ事件の内幕に入ったような気分でした。少なくとも日本人が我々の知識や視点をもって外から見たのでは図りえる世界ではないでしょうね。
 さて、人間描写に関して言うと、アヴナーら5人の暗殺チームが個性的なメンバーでした。若者あり中年ありジジイあり。スピルバーグが好きそうなシチュです。個人的には爆弾屋と後始末屋が好きでした。彼等は、失敗しそうになったり手違いで慌てふためいたりと、モサド=プロの暗殺集団というイメージとはかけ離れてフツーの人たちです。観ているほうが「こいつら大丈夫か?」とハラハラしてしまいます。
アヴナーは始め「国のために」と暗殺を始めていきますが、少しずつモサドの暗殺者の顔つきになっていきます。ここら辺の演技は本当に見事。また、料理の腕がこれまた嫁にほしいくらい凄いのですが、そこら辺が家庭的な男という感じが良く出てます。そして彼ら5人が狙う側から狙われる側になったとき・・・、そのあたりのシーンも彼らの心理をえぐっています。

 以下ネタバレなのでもう観た人や観る予定の無い人、どうぞ。
 偶然、居合わせたパレスチナ人グループ(多分)のリーダー(アヴナーの正体は知らない)とアヴナーの会話が印象的でした。
リーダーは「イスラエル人を殲滅して国を取り戻す」といいます。それに対してアヴナーは「お前等が国家を作ることは二度とない、永久に砂漠とテントの中で暮らすんだ」と言い放ちます。パレスチナ人は「100年たとうが親子で戦い必ず取り戻す。祖国こそ全て」とやりかえします。このやりとりに、善悪ではなく、憎悪をもった民族同士の重い現実を感じました。始めの夜は同じ部屋で寝泊りしたのに結局あのオチだし。ラストで、イスラエルのアスリートを殺した武装グループが射殺されるシーンも物悲しいものでした。監督はあくまで客観的な立場です。
 ラストで背景中央に映る2つのタワー、スピルバーグのメッセージは十分良く分かります。

しかしだからこそ言わないといけない気がする。そんな演出でクマー!

 結論:やったね直感!

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2006年2月 2日 (木)

フライトプラン

主演:ジョディ・フォスタ-

予告編を見て、これはアタリだと直感が叫びます。
フォロー・マイ直感
逝ってきます

あらすじ
カイルは夫が事故死したショックのために、娘と一緒に祖父のいるニューヨークに行くため飛行機に乗る。しかし娘は機内から姿を消した。そして娘の姿を見た者はいなく、乗客名簿には載ってすらいなかった。

 直感とはウマが合わない日もあります。
 それはさておき、高度10000フィートの上空を飛んでいる飛行機の中から6歳の娘が消えてしまいます。犯人は誰なのか、密閉された空間の一体どこに娘が隠されているのか、というサスペンスです。このアイデアにかなり惹かれるものがありますが、強引な設定を生かしきれていないように思え、そこが面白みを削っていました。カイルがたまたま機上している機体エンジンの設計者というのは強引な気がしますが、天井でいろいろ作業するシーンなどは知らなきゃストーリーが成り立たない。では、もっと天井から荷物室まで沈黙の戦艦のように所狭しとあちこち動き回ってほしかった。と思ったものの、それをやるとリアルハイジャッカーに悪用されるのでダメかも。
  娘の失踪の真相が明らかになるまでは緊張感があって面白いです。ジョディがいい演技(でもさすがに年取ったな・・・)。サスペンスでトリックが明らかになるのは、先に観客が分かるパターンと、先に主人公が分かるパターンがあります。この映画は前者です。が、自分的にはこれがいただけなかった。やはりさっさと犯人分かってしまったら面白くなくなります。終盤、カイルはわずかの会話のやり取りに「何かがおかしい」と気づくところから真相にいきつきますが、ここまで犯人を明らかにしない方が良かった。カイルが先に気づき、(当然さとい観客も気づき)「主人公は犯人が分かったのか。一体誰だ?」ときて、犯人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!ときて、クライマックスに繋げたほうが、カイルが土壇場で気づくシーンが強調されたんじゃないかと。
 最後に、まあ乗客はホントいい迷惑でしたね。散々な目にあって。自分が乗客でもムカついてます。逆に母親はやはりそれくらい自分の娘のために必死になるものですな。そういう点も含めてパニックルームと同じくらいのスケールの映画に思えました。監督はドイツ人の新鋭らしいです。ガンガレ
  後はちょっとネタバレ。
設定としてやっぱりおかしい。
高々エンジン設計者が何で機体内部の構造を熟知してるのか、という点。
何故狙われたのがエンジン技師のカイルだったのかという点。
そもそも犯人が夫を殺してもカイルが飛行機に棺と一緒に乗るとは限らなかった点。
だれも娘を見ていないというのはさすがにおかしい点。
後、疑われたアラブ人が最後にカバン渡したとき、なんか言わないのかカイル?(これはこれで言わなくて良かったシーンかも)
あと、もう少しひねった所に隠してほしかった。

結論:ドンマイ直感

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2006年1月25日 (水)

時計じかけのオレンジ

監督:S・キューブリック

あらすじ
近未来のイギリス。アレックスは昼は学生、夜は暴力・レイプ・殺人を繰り返す不良グループのリーダーだった。しかしある日から彼は仲間の求心力を失い、裏切られて殺人罪で警察に捕まり14年の服役を命じられて刑務所に送られる。
彼は囚人達が「二週間で刑務所から出られる」という、試験段階の新治療技術の話を聞き、被験者に志願する。
2週間後、善人になり社会にでたアレックスを待っていたのは、彼により残虐な仕打ちを受けた者たちだった。

テーマが非常にナイスな映画でした。
この映画の主題は「強制的に道徳的人間に作り変えられた人間、それは外から見ると一見健全だがその中は人間性を失った機械のような歪なものである」というものです。
そのつもりで観たのですが、自分の第一印象は、「因果応報だな」でした。

 そこらへんが上手いこと作ってる映画だと思います。それは主題どおりに感じる人、感じない人等、観客の印象に自由が認められるような内容になっているからです。
 アレックスは映画の中でも10人近くの暴力・レイプ・殺害の被害者を出すような、普通だったら死刑だろうというレベルのワルです。
そして、外に出たい一心でルドビコ心理療法を志願したのも彼自身です。
ここら辺を少し設定すれば誰もが主題どおりに感じたのでしょうが、監督はあえてその道を作らなかったんじゃないかと思います。

 それから、今この映画を見て自分が「自業自得」と思ったのは、今の社会が凶悪な犯罪が増えてきていて、被害者が報道やインターネットによって再び傷つけられ、人権団体が加害者を擁護し、出所者による再犯が増えているような、社会自体が表面的にはまだまともだけどその中が歪なモノに変質してきているからだと思います、というと言い過ぎかな。
 もし、5年前に見ていたら自分も今回とは別の印象を持ったかもしれません。

 アレックスが外に出た後、町で会うのはことごとく自分が苦しめた人間ばかりです。
この展開はちょっと強引だなと思いました。
ホームアローンで泥棒に入った2人組が可哀想になるくらい次から次へとご丁寧にカルキンの罠にはまる、そんな感じでした。

最後のオチとセリフはBGMもキマって思わず ( ̄ー ̄)ニヤリ でした。

結論:因果応報(既出)

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2006年1月14日 (土)

HELL

(主演:ジャンクロード・ヴァンダム)

あらすじ
妻を殺された男が、裁判官を買収して無罪になった犯人を法廷で射殺。
終身刑を受けて刑務所に連行されるが、そこは囚人が役人を買収する無法地帯だった。

あらすじを見てスタローンのロックアップみたいなモノかと思いましたが、全然違いました。絶えて絶えて最後に脱獄するという話なのですが、どっちかというとショーシャンクっぽい人間ドラマになってました。

 一番に引き込まれたのが、いつもは映画の中で特別な設定(というか役)のヴァンダムがロシアの無法地帯な刑務所の中の色褪せた囚人を見事に演じてることでした。
 「ここはロシアだ。買収しろ」といわれて、最初は断ってたヴァンダムも懲罰房にぶち込まれ、組織で暴力を振るう相手の前に少しずつ折れていったり、労働中に難癖つけられて集団暴行を受けて逃げ出そうとするもボコボコにされたり、いつものヴァンダムじゃないです。
 途中で、囚人賭博のスパルタカス(だっけ)という決闘が出てきますが、ここでもヴァンダム節は出てこずに泥くさい殴り合いです。ここら辺もリアルで良かった。ついでに人間性を失っていく描写とかも説得力がありました。
いい役者ですよホント。
ラスト直前あたりはちょっとハリウッドっぽい作りになりましたが、脱獄できてよかったねヴァンダム。

こういう、人間の尊厳とか個人の尊重とかいうのがない世界でひたすら耐える人生の映画っていいですね。
自分はなりたくないけど。

結論:ロシアじゃ捕まるな

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2005年12月27日 (火)

にっぽんの現場

NHK「にっぽんの現場」

TXはアキハバラをかえるのでしょうか。
ひぐらしのなく頃に竜騎士さんの家族みんなで作ってたなんて!!
お父さんがリサーチ、お母さんがアンケート情報収集、弟さんがソフトプログラミング。(うろおぼえ)
しかも「人との会話」がテーマなどというハートウォーミングなゲームとは全然知らなかった・・・
なんか、猟奇サスペンスかとばかり思い込んでたけど、買ってみようかな。

最後に、LED回路を作ってる少年が登場して「部品は大切」「宇宙ステーションにも使われている」というセリフに
不覚にも目頭が熱くなりました。
ニッポンまだまだおわらんよ!

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2005年11月20日 (日)

カンフーハッスル

あらすじ
「少林サッカー」を凌ぐ超攻撃型アクション・エンタテインメント!

 面白かったのは「意外性」です。
主人公がカツアゲに失敗して街のみんなに「文句のあるヤツは出て来い」というシーン。
ここら辺で主人公の肝っ玉の小さいこと。

大家のおばさんはお約束としても、斧頭会と戦った三人。オカマと竿竹使いが登場したあたり、自分的にはかなり好みです。 斧頭会の刺客が夜歩く一人目の強者を琴の音に乗ってスパッと狩るシーンはいいですね。ちゃんと強いし憎たらしい。殺し屋はこうでなくちゃ。
 ラスボスは、そもそもなんでこんなヤツが牢に閉じ込められてたんだろうとか思ったのですが、思ったら負けなので思いませんでした。
ガマの突進シーンは音楽の使い方がいいです。当たると痛そうです。

 ということで、前作同様に完全ギャグ映画を期待して見たんですが、シリアスやら暴力やらも多分に含まれているのでイメージと違ったというのが第一印象でした。

 特に舞台設定上、斧頭会の刺客との対決部分とかシリアスの部分が多くなっていて、どちらかというとかつてのジャッキー・チェンとかサモハン・キンポーらの時代のカンフーアクションモノに近いと思いました。ただ、ギャグが中途半端なので全体としてどっち付かずの感じでした。ナイフのギャグシーンは、生理的にウッと来るのと笑えるのの両方です。かつてチャンバラトリオがフランス公演でハリセンで叩くと客が総引きしたとか、あの気持ちがちょっと分かりました。
カンフーシーンと派手なCGをもっと増やしてほしかったですね。やはりみんなそれを期待してたでしょうから。

それにしても中国映画のカンフーバトルは、敵も倒れて砂まみれになってリアルで好きです。
あのラスボスのセコい手とかも含めて、人間対人間のリアルな戦いという感じがします。
最近のマトリックスみたいなスタイリッシュアクションは、何やら賑やかで格好よいですリアルには感じられません。
そういえば、クリムゾンリバー2のチンピラと刑事の殴り合いはマジリアルな感じがえらくして良かったな。

結論:次は「少林オリンピック」で是非

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2005年11月 3日 (木)

レイジ34フン

あらすじ
ケイトはロンドンの地下鉄駅で最終電車に乗り遅れてしまった。
どうしようかと考えていると、そこに無人の電車が停車する。
ケイトはその電車に乗るが・・・

というスプラッタ・ホラーです。イギリスでロングヒットを記録し「地下鉄に乗りたくない」という観客もいたとのこと。

ハズレでした。かつて異常犯罪捜査官というB級映画を観たことがありましたが、あれに劣らずダメダメでした。
何故これがヒットしたんだろう。イギリスの国産(ドイツと合作)ホラーだったから?
 まあ、それはともかく、不可解なシーンがずっと目に付きました。ケイトが敵を倒す機会は確実に何度もあったのに、何故かただひたすら逃げ出すばっかりだったし。
しかもあの敵なら最初の対決のときにケリをつけられたハズ。
 また、敵の出生の秘密のカギを握る手術室が出てきますが、なんで手術室が地下鉄の下にあるのか?とか、
ついでに手術室なら武器になるモノがあるんだからそこで立てこもって応戦すればいいのに、とか。
映画を面白くするための小道具は登場してるんですが、ただ登場してるだけで、全部中途半端な使い方で終わってしまっていたので何だかなあ、という感じでした。
 あの敵の設定は設定として、もっと知能的にするとか、複数にするとか、色々やり様があったんじゃないかと思います。
 冒頭シーンだけはホラーらしかったんですが。

結論:これは罠ね

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2005年9月 1日 (木)

映画「ペイチェック」

監督: ジョン・ウー

あらすじは、

仕事の最後にその記憶を完全に削除することを条件に、三年間で報酬9000万ドルの仕事を請け負った技術屋マイケル。しかし、任務終了後に彼は自分がその報酬受け取りをキャンセルしたと告げられ、代わりに封筒一つを渡される。中に入っていたのはピンセットやらサングラスなどのガラクタだけだった。そして、彼は理由も分からずに暗殺者たちに命を狙われるハメになる。次から次へとマイケルに襲ってくるピンチ、しかしその度、彼は封筒のアイテムに助けられてその悪状況を次々と打開していく。マイケルが交わした仕事の内容とは何だったのか。 この封筒は何なのか。

といった感じです。で、感想ですが、

ディックの映画にディックの原作らしさがあったためしがないので、ウーがどういう感じに仕上げるのかが興味ありました。中身はテンポの良い推理アクションという感じです。バイクとのカーチェイスのシーンはウーが如何にも好きそうな感じでした。カンフーモノのテンポの速さを上手い事推理モノに入れてるなと思いました。ウーがこの原作を選んだのは適切というか、彼の持ち味が出てます。むしろこの人なら暗闇のスキャナーや虚空の目でも良かったかも。ジョン・ウーはまだ進化しそうです。

寸評をいうと、最後に話をデカくしたり人類正義などを入れたりしないで、仕事の契約内容ももうちょっとブラックテイストにしても良かったんじゃないのかなと。どうも最後に正義の味方過ぎるのがハリウッドの傾向で好きじゃないです。後、ディックといえばある日突然追われる身となり訳も分からないまま恐怖の日々に怒る、というのが醍醐味なのですが、そういう心理描写が弱いから普通の推理モノに見えます。これはマイケル役のベン・アフレックがオサレ系だし若すぎるからでしょう。こういう役はゲイリー・シニーズがホントにあうんですが。
また、この手の脚本を使うと必ずこの問題に直面するんですが、確定した未来に対してクライマックスでどうオチをつけるか、これがいただけなかった。マイノリティ・リポート並に同様いただけなかった・・・。
ユマ・サーマンはよかった。

<オンラインニュースより>

東芝、次世代DVDプレーヤーの発売時期見直し
http://www.reuters.co.jp/newsArticle.jhtml;jsessionid=HMPRFDZN1LCPSCRBAEOCFFA?type=technologyNews&storyID=9531786

阪大発ベンチャー、細胞をそのまま観察できる新型レーザー顕微鏡を発売
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/elec/395138

マクドナルドだけで「3カ月」、減量17キロ 米女性
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200509010024.html

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